■ドノヴァン・フランケンレイター
ジャック・ジョンソンの設立したレーベル、ブラッシュファイアー・レコーズから今年デビューした彼は、以前から「唄とギターのメチャメチャ上手いプロ・サーファー」としてシーンでは有名な存在。サーファーの集うパーティーではもちろん、場所を問わず、時間が空くとお得意のギターを取り出し歌い出してしまう根っからの自由人。今年5月に発表したデビュー・アルバム『ドノヴァン・フランケンレイター』がアメリカ、オーストラリア、日本で現在大ヒット中!今夏はフジロック・フェスティバル&単独公演も決定していて、まさに今、最も旬なサーファー・ミュージシャンです。※関連記事1。関連記事2。
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■ペッパー
ハワイ島コナ出身の3ピース・バンド。ラップ、レゲエ、ロック、ダンスホール、メタルなどのスタイルをミックスしているサウンドは“サブライム・チルドレン”と称せるが、ペッパーはここにユーモラスとハワイのアロハ・スピリットを注入し独自の世界観を作り出している。アマチュア時代のハワイでの地道な活動が米インディ・レーベル、VOLCOM
RECORDSの目に留まり、バンドはカリフォルニアに移り住む。WARPED TOUR 2001に参戦し大きな話題と確固たるファン・ベースを築いた。サブライム消滅後、サーファーが捜し求め続けた結果、ペッパーが一つの答えであり、サーファーを中心に熱烈なペッパー・ファンがすでに存在している。ただインディ・レーベルの特性上、なかなかその情報や米でのヒートは日本に伝わりにくい。しかし遂にペッパーはこの『トロピカライズ』により始めてメジャー・レベルで日本に紹介されるのです!今後、要注目!
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■サドン・ラッシ
ハワイ島ヒロ出身のハワイアン・ヒップ・ホップ・ユニット。それまでのハワイ特有のアイランド・サウンドにアーバン・ビート&グルーヴを融合し、それにハワイ語やハワイなまりの英語をラップ調で最初に乗せ、モダン・ヒップホップ・ハワイアンと言う新たなジャンルを確立。地元ハワイアンに対するアメリカ白人からの人種差別や折り曲げられたハワイの歴史など、ハワイの社会風刺を題材にした歌詞は地元ハワイアンから絶対的な支持を受けている。この曲でフィーチャリングされているのは、アンクル・ギャビーとして親しまれる真のハワイアン・レジェンド、ギャビー・パヒヌイ。すでに他界しているが現在、彼の4人の息子がそれぞれミュージシャンとして活躍している(その一人も本楽曲にコーラスで参加)。そんなアンクル・ギャビーの代表曲「ヒイラヴェ」にハワイ語ラップを乗せリメイクされた大・大ヒット曲です。
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■サブライム
旧MCAレーベルのアーティストで、デビューの2週間前にヘロインのオーヴァードースでヴォーカル/ギターのフロントマン、ブラッドリーを失い消滅。が、そのデビュー・アルバムが僅か数ヶ月で300万枚を突破する大ヒット!(今日現在、600万枚を突破)デビューにしてレジェンドとなったバンドである。レゲエとパンクをミックスし緩急のあるサウンドが後々の「ミクスチャー」に発展。国内外を問わず世界中のサーファーから今だに絶大な人気を誇るオール・タイム・クラシック。
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■Gラヴ
1993年、フィラデルフィアで結成された、Gラヴ&スペシャル・ソースのフロントマン。ヒップなヴォーカルとブルージーなギターで注目を集め、日本でも以前からファンの多いスタイリッシュなシンガー。ジャック・ジョンソンが敬愛していた存在であり、実はジャックを音楽業界に紹介したのがこのGラヴ。ジャックの楽曲「ロデオ・クラウンズ」をGラヴのアルバムに収録したのがキッカケである。その後ジャックのアルバムやサーフ・フィルムのサントラにGが参加したりの交流が続き、2004年、ジャックの立ち上げたレーベル、ブラッシュファイアー・レコーズと契約。ドノヴァンと共にブラッシュファイアー・ファミリーとなった。今夏6枚目のニュー・アルバム『THE
HUSTLE』をリリースし、秋にはそのブラッシュファイアー・ファミリー3人で全米ツアーを行う。
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■マックス・ジュドー
いまだ殆ど知られていないオーストラリアの4人組サーファー・バンド。メンバーはアボリジニの血を受け継いでいて、楽曲もモダン・ロックにディジュリドゥなどのアボリジニ特有の楽器をミックスした新感覚サウンドで注目を集め始めている。ヴォーカルのルーカスはプロ・ロング・ボーダーでもあり、世界ランキング18位と言う超実力派。地元オーストラリアのサーフ・コンテストやアフター・パーティーなどでは現在ヒッパリダコになっていて、今後サーファー界の要注目バンド。世界に先駆け、本コンピで初収録・初紹介されるバンドです。
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■ジャック・ジョンソン
まさに今のサーフ・ミュージック・シーンの盛り上がりの火付け役であり中心に居る存在。21世紀最初に訪れたサーフ音楽時代を象徴するハワイ出身の元プロ・サーファーで、同時に映像監督でミュージシャン。自らのブレイクをキッカケにブラッシュファイアー・レコーズを設立し、“サーフ・ミュージック”と言うジャンルの確立を仕掛けている。ハワイのマンゴ・ツリーを拠点にドノヴァンやGラヴなどのサーファー・ミュージシャンと契約を結び、そのシーンの確固たる存在感を確立している。どんどん複雑化される音楽業界やその音楽スタイルに真っ向から立ち向かうように、シンプルなアコースティック・サウンドを最高のグルーヴ感と甘い歌声で包み込み、聴いている者にピースフルなムードを与えるアロハ貴公子※関連記事
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■ザ・ビューティフル・ガールズ
サーフィン大国、オーストラリア出身のアコースティック・サウンドを鳴らす3人組バンド。メンバー間の出会いはもちろんサーフィン。(2003年の)ジャック・ジョンソンのオーストラリア・ツアーの前座として出演してから世界的な注目を集める。作風もジャック・ジョンソンにとても似たメロウ系。日本のサーファーにもジャックに似たサウンドとして認知され人気が出始めている。日本のレコード店でもいち早くこのバンドをプッシュしているイカシタお店も結構あり、ジャックなどと並べて展開している。デビュー・アルバムは本国オーストラリアで発売以来1年4ヶ月に渡りチャートのトップ10内に君臨。そして、これは偶然か、若しくはブーム到来の必然か、国内のとあるレーベルより、ザ・ビューティフル・ガールズの日本特別ベスト・アルバム『ウォーター』が8月4日にリリースされる。※関連記事
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■スライトリー・ストゥーピッド
サーフ・シティ、サンディエゴ出身の5人組。95年、サブライム消滅前のインディ時代に、故ブラッドリーに見初められ、ブラッドリーのレーベル、スカンク・レコーズと契約を交わした。スタイルはレゲエにパンクにヒップ・ホップを融合した、もろサブライムのパクり!しかし、サーフィン、パーティが大好きな彼らは、自然とそのサーファーのシーンで認められ始め、特にサブライム消滅後は、“サブライム・チルドレン”の筆頭として君臨している。この曲が収録されているのは、96年に発表した2ndアルバム『ロンゲスト・バレル・ライド』で、こちらは特にサーフ色が強いアルバムとされサーファー間では圧倒的人気の一枚となっている!
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■ロブ・マチャド
言わずと知れた時代を担うトップ・プロ・サーファー。ケリー・スレーターと同世代の親友であり良きライバル。人気を二分する超実力派である。ドノヴァンやジャックとは昔からの大親友で、共に音楽(ギター)を嗜む。ロブはドノヴァンのアルバムにギターで参加しているし、ロブのサーフ・フィルムにはドノヴァンがサーファーとして参加している。ロブの音楽が音楽業界で流通するのは、本作『トロピカライズ』が始めてと言う、ある意味世界中のサーファーにアピールする注目の収録となっている。
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■ジョン・スウィフト
ロブ・マチャドの幼馴染で、昔から共通の趣味であるサーフィンと音楽を一緒に楽しんでいた。ジョンの本業は大学や企業に雇われる科学者で、普段は実験室に居るかコンピューターをやっているかの生活らしいが、何と日本でライヴを披露した経験もある。それはロブ・マチャドが日本でライヴを行ったときで、バック・バンドの一員としてロブが連れてきたのがこのスウィフトなのだ。本楽曲はスウィフトの地元、バークレイの彼のスタジオにロブが遊びに行った時にレコーディングした楽曲。ロブは暇があるとこのスタジオに遊びに行き、一緒にジャムってはそれらをレコーディングすると言う。 |
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