ハーレープロでミック・ファニングが優勝(9/20)

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更新日 2009-11-10 | 作成日 2009-01-26

ハーレープロでミック・ファニングが優勝。
プロサーフィン史上最高の105,000ドル獲得。

2009ASPワールドツアー第6戦「ハーレー・プロ・トラッスルズ」

■2009年9月13-19日 トラッスルズ、カリフォルニア

mfhurleywin09(rowland)big.jpg© ASP/ CI/ ROWLAND via GETTY IMAGES

【現地2009年9月19日土曜日 ロウアー・トラッスルズ、カリフォルニア】

ASPワールドツアー第6戦「ハーレー・プロ・トラッスルズ」は大会最終日。コンディション不良のため3日間連続で延期がを強いられていたが、コンテスト開催期間の最終日となり、2-3フィートのコンディションでラウンド4からファイナルまでを行った。ファイナルでは、2007年のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)が、デーン・レイノルズ(USA)を下し、優勝賞金105,000ドルを獲得。サーフィン史上最もリッチな優勝者となった。

「圧倒されたよ」ASPドリーム・ツアーのカリフォルニアで初めて優勝したファニングが言った。「ハーレーとそのスタッフ全員に感謝したい。デーン(レイノルズ)も祝福したい。ありがとう。彼の見せてくれたサーフィンは、私たちがこの数年間でかならず遭遇する近未来のサーフィン。私たちを奮い立たせてくれた彼にお礼を言いたいよ。今週のコンディションは非常に厳しかったけど、それがサーフィン。どんな波でもサーフィンしなくちゃならないからね」

ファニングは今日の勝利で、賞金105,000ドルを獲得し、ASPワールド・ツアー・レイティングで7位から2位にジャンプアップ。そして、2009年のASPワールド・タイトルレースに再び参加することとなった。「優勝するということは、全員を倒さなくてはならない」とファニングが言った。「それはただ ケリー(スレーター)を倒すだけではなく、全ての選手を切り抜けなければならない。それは、優勝への道程の一部だった。ケリーは素晴らしい。しかし、デーンとファイナルを戦えて最高だったよ。この勝利が、タイトルに向けた僕のアプローチを変えることはない。このイベントの前には7位で、レイティングを上げることしか考えていなかった。僕のレイティングはハッピーではなかったよ。だから、色々やってみた。もしも今年それが再び起きるなら、かなりビッグになるだろうね。今年、再びハングリーになって、より多くの勢いをつけたと思うよ」

ファイナルでは精彩を欠いたが、レイノルズはハーレー・プロ・トラッスルズで常に素晴しい演技を見せ、未来的なプログレッシブ・サーフィンをブレンドし、9.70と9.67のイベント・トップ2のシングルスコアを記録した。「楽しい時間だった」とレイノルズが言った。「最初のファイナルって勝てないんだよね。ファイナルの前に点滴を打ったんだ。結構最悪な感じでつってしまった。1日でこんなにサーフィンすることに慣れていないからね」今日の2位という結果はレイノルズのキャリア自己ベスト。そして、20位から11位に彼をジャンプアップさせた。「3試合連続で17位だったので、かなりやる気がなくなり始めていた 」とレイノルズが言った。「それはちょっと落ち込むよ。でもヒートをメイクするのは本当に気分がいいね。今は試合をエンジョイしている。今日は本当に楽しかったよ」

そして、2006年のイベント勝者で現在のASP世界7位のビード・ダービッジ(AUS)は、イベントを通して素晴らしいフォームだった。そして、ラウンド4とクォーターファイナルでは、それぞれカイ・オットン(AUS)、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)を下したが、セミファイナルでレイノルズに破れた。「嬉しいよ。でも、おそらく今最もハードな選手に直面したんだと思う」とダービッジ。「デーンは何も無いところからスコアを出してくる。彼は今、フル・ポテンシャルを見せ始めている。恐ろしいよ。ここで3位になることが、僕の今年のターニングポイント。うまくいけば、ヨーロッパにこの勢いを引き継いで、トップ5に入れるかもしれない」ハーレー・プロ・トラッスルズの後、2009年のASPワールド・タイトル・レースは少しかき乱された。現在のトップを走るジョエル・パーキンソン(AUS)がラウンド3で破れ、下位の選手たちのためにドアが開いた。

9回のASPワールド・チャンピオンで昨年のイベント勝者のケリー・スレーター(USA)は、ハーレー・プロを通してトラッスルズをわかせた。そして、ルーキーのケコア・バカルソ(HAW)とヘイター・アルベス(BRA)を下すも、ハイパーフォーカスするファニングによってセミファイナルで消えた。「いかなる戦略も持って行かなかった」とスレーターが言った。「それを探ろうとしていたんだけど、読み間違えてしまった」。前人未到の10回目のワールドタイトル獲得に期待がかかるスレーター。今回の3位でレイティング8位から6位へと浮上したものの、今シーズンの後半戦についての質問は「まだヨーロッパに行くつもりだよ」と上手くかわした。

2009年ASPワールド・ツアーの次のイベントは、2009年9月23日から10月4日でフランスで開催される「クイックシルバー・プロ・フランス」である。

ハーレー・プロ・トラッスルズ・ファイナル結果:
優勝:ミック・ファニング(AUS)17.40
2位:デーン・レイノルズ(USA)13.10

ハーレー・プロ・トラッスルズ・セミファイナル結果:
SF 1:デーン・レイノルズ(USA)16.77 ビード・ダービッジ(AUS)14.23
SF 2:ミック・ファニング(AUS)16.26 ケリー・スレーター(USA)10.74
ハーレー・プロ・トラッスルズ・クォーターファイナル結果:
QF 1:ビード・ダービッジ(AUS)14.83 エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)14.50
QF 2:デーン・レイノルズ(USA)18.20 テイラー・ノックス(USA)12.50
QF 3:ケリー・スレーター(AUS)13.84 ヘイター・アルベス(BRA)8.17
QF 4:ミック・ファニング(AUS)17.50 ミシェル・ボウレズ(PYF)13.00

現在のASPワールド・ツアー・トップ10レイティング:
1-ジョエル・パーキンソン(AUS){ 5486}
2-ミック・ファニング(AUS){ 4550}
3-エイドリアーノ・デ・スザ(BRA){ 4348}
4-C.Jホブグッド(USA){ 4272}
5- ダミアン・ホブグッド(USA){ 3974}
6- ケリー・スレーター(USA){ 3906}
7- ビード・ダービッジ(AUS){ 3760}
8-タジ・バロウ(AUS){ 3685}
9-テイラー・ノックス(USA){ 3616}
10-ボビー・マルチネス(USA){ 3582}

詳細はASPジャパンサイトで。

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