更新日 :2007年7月17日 (火) 15:39
 
■ASPウイメンズ・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ■ロキシージャム
 

■2007年7月11日-16日■コート・デ・バスク、ビアリッツ、フランス■photo:ASP COVERED IMAGES■

■女性ロングボード世界チャンピオンにジェニファー・スミス。島尻、植村9位




 
■歓喜のスミス
 
■アメリカのジェニファー・スミスが悲願の世界タイトル獲得
■ジュスティーン・デュポン(FRA)

【現地2007年7月15日日曜日、ビアリッツ、フランス】フランスはビアリッツの南部に位置するコート・デ・バスクにおいて、7月11日から開催されていたASP-WWLCウイメンズ・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ「ロキシージャム」が終了。

アメリカ、オーストラリア、フランス、日本、ブラジル、イギリス、ハワイ、スペイン、タヒチから集結した世界最高峰ベスト48の頂点に立ち、ウイメンズ・ロングボーダーの世界チャンピオンとなったのはアメリカのジェニファー・スミスだった。

「いま、自分のシチュエーションを本当に幸せだと感じています」とスミスが言った。「昨年ファイナル進出したのに優勝できなかったの。そして今年、再びファイナルをメイク出来て、タイトルを獲得出来たなんて信じられない感じよ」。

 
■ジャンナ・アイアンズ(HAW)
 
■チェルシー・ウィリアムズ(AUS)


スミスは、セミファイナルとファイナルに於ける勝因はビッグボードの選択にあると思っていた。「オフショア・コンディションでよりヘビーなボードに乗ったの」とスミスが言った。「それによって、軽いボードより早く波に乗ることができた。重い板の方が凄く良くグライドするの。ロングボードはグライドが全てだと思うの」。スミスは、ファイナルの最初から対戦相手のジュスティーン・デュポン(FRA)の素晴らしさを認めていた。「ファイナルを通して、本当にイライラしてたわ」とスミスが言った。「ジュスティーンは素晴らしいサーファーで、イベントを通してハイスコアを出していたの。彼女は15才。自分の6才下よ。6年後に彼女は世界を制圧するわ」とコメント。

シニアプロイベント初出場のデュポンは、ファイナルでの自分のサーフィンに落胆していたが、イベントを通したパフォーマンスには納得しているようだった。「ファイナルでは上手くサーフ出来なくて、勝つに値しなかった」とデュポンが言った。「でも、この1週間は、まだ夢のような感じがするの。本当に自分が成し遂げたことを信じられない。実感がわくには時間がかかりそう」デュポンは、セミファイナルでチェルシー・ウィリアムズ(AUS)を下した。スタートから高得点を出したデュポンをウィリアムズは常に追い掛ける形となった。「何も仕掛けることが出来なかった」とウィリアムズが言った。「全く波を見つけられなくてイライラしたわ。去年は5位、今年は3位で、来年こそは行きたいわね」とコメント。

ジャンナ・アイアンズ(HAW)は、優勝者のスミスにセミファイナルで破れた。サーフィン界のスーパースターであるアンディとブルースの「いとこ」の彼女は、自己最高記録に満足だった。「セミファイナルの波は最悪だったわ」とアイアンズが言った。「でも、結果は最高。それに、この夏アルバイトしないでいいぐらい賞金をゲット出来たわ」とコメント。

また、今回、日本からは代表の2名が参加。鈴木由貴と島尻裕子は共にラウンド1を勝ちラウンド3にジャンプアップした。またハワイの名門サーフ一家の出身で、ハワイと日本の2つの国籍を持つ、JPSAショートボードプロの植村未来もラウンド2を強いられたがラウンド3進出を決めた。そして、その島尻裕子と植村未来が見事ラウンド3を突破し、ラウンド4へ駒を進めたが、島尻がジャンナ・アイアンズ(HAW)に、植村がジェニファー・スミスとのクロスヒートに僅差で破れ、両者ともここで敗退。9位という結果に終わっている。





ロキシーASP WWLC最終結果
優勝:ジェニファー・スミス(USA)11.00
2位:ジュスティーン・デュポン(FRA)11.50

セミファイナル1:ジュスティーン・デュポン(FRA)11.50 チェルシー・ウィリアムズ(AUS)7.95
セミファイナル2:ジェニファー・スミス(USA)11.00 ジャンナ・アイアンズ(HAW)9.00


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