更新日: 2008年12月1日 (月) 17:05
トリプルクラウン第2戦
ASP-WQS6スタープライム
■オニール・ワールドカップ■
■2008年11月24日-12月6日■サンセットビーチ、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■■

■トリプルクラウン第2戦がサンセットでスタート。


写真:巨大なサンセットをクルーズするアイルランドのグレン・ホール

【現地2008年11月30日日曜日、サンセットビーチ、ハワイ】「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン」の第2戦であるメンズWQS最終戦6スタープライム「オニール・ワールドカップ」と、ウイメンズのワールド・ツアー第7戦「ロキシープロ・サンセット」がスタートした。ウエイティングが続いていたロキシープロは既にクオータファイナル進出者が決まっており、メンズのワールドカップは、8-12フィートのコンディションの中、ラウンドオブ96までが終了した。

来年のワールド ツアーの出場権をかけた最終戦である「オニール・ワールドカップ」。このコンテストの結果によって、クオリファイが左右される足切りラインの瀬戸際の選手には、このイベントが正念場だ。そんな中で13人のWQSサーファーが破れ 彼等の望みはサンセットビーチに崩れ去った。レイティング・ポイントを手に入れる最後の頼みの綱であったイベントで、極めて難しい8-12フィート(最高20フィートのウェイブ・フェイス)というコンディションは、そのようなプレッシャーを抱える彼等を窮地に追いやっていった。

そして、 ブレット・シンプソン(USA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ラオニ・モンテイロ(BRA)、ヘイター・アルヴェス(BRA)、ショーン・キャンスディル(AUS)、パブロ・パウリーノ(BRA)、ネーザン・イェオマンズ(USA)、レオナルド・ニーヴス(BRA)、リー・セッドリー(AUS)、アダム・メーリング(AUS)、アダム・ロバートソン(AUS)、ペドロウ・ヘンリーク(BRA)といった選手がクオリファイ出来なかった。また、先週ハレイワで行われたリーフ・ハワイアン・プロのチャンピオンであるミシェル・ボウレズ(タヒチ)と第2位のジハード・コードル(ブラジル)もここで姿を消した。この時点でトリプルクラウンの総合的なリードをとるのはケコア・バカルソ(HAW)とダスティ・ペイン(HAW)。コンペティションが再開するとき、ペインとバカルソはラウンド64を戦っているだろう。

一方で、マーロン・リプケ(DEU)、デビッド・ウィアー(ZAF)、パトリック・グダスカス(USA)、フィリップ・マクドナルド(AUS)、ヒズノメ・ベッテロ(BRA)、シマオ・ロマオ(BRA)、ショーン・ゴスマン(AUS)、ヤデン・ニコル(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)、ロドリゴ・ドーネルス(BRA)、サニー・ガルシア(HAW)といった選手がクオリファイの望みをつないで戦い続けている。 ガルシアは2000年のASPワールドチャンピオンで、6度のトリプルクラウン・チャンピオン。彼は、資格を得るためにファイナルに残り上位入賞を果たす必要がある。これまで、このイベントで2度の優勝し、サンセット・ビーチで多くの経験を持っている38才のハワイアンは、素晴らしいチャンスを持っていると言えるだろう。

また、日本期待の大野修聖は、ラウンド128から出場。スチュワート・ケネディやデレク・ホーを抑えてトップでラウンドアップ。しかし、ラウンド96ではイアン・ウォルシュ、エリック・リビエールらと対戦するも、4位敗退81位でフィニッシュした。

     


写真:前ラウンド1位通過でラウンド96まで勝ち進んだマーだが、惜しくも4位で敗退した。


そして、ウイメンズのワールド・ツアー第7戦「ロキシープロ・サンセット」。未だに決着がついていないワールドタイトル争いは、このサンセットで決まる可能性がある。もし、現在トップを走るギルモアが、このサンセット・ビーチのロキシー・プロで優勝すれば、現在2位のムラノヴィッチは、タイトル争いを続けるためにファイナルまで勝ちあがり、4位以上に入る必要がある。そしてレイン・ビーチェリー(AUS)には勝算がなくなる。もしギルモアがサンセット・ビーチで第2位でフィニッシュするならば、ムラノヴィッチは少なくとも7位タイが必要である。そして、ビーチェリーはマウイ対決に持ち込むためには、優勝するしかない。ギルモアがセミファイナルで負け5位か、それ以上でも、ビーチェリーは少なくとも1ステップ先で終わらなければマウイまでタイトル争いを持ち込むことはできない。

そんな状況で、8フィートのコンディションでコンテストはスタート。ステファニー・ギルモアはラウンド1を1位通過したソフィア・ムラノヴィッチ(PER)とは裏腹に、メラニー・バーテルスとトライアルから勝ちあがったココ・ホーに破れ、3位でラウンド2を強いられた。しかし、ギルモアは、ラウンド2を生き残り、再びクオーターでメラニー・バーテルスとココ・ホーと対戦する。ギルモア、ムラノヴィッチ、サンセットクイーンのレイン・ビーチェリーの全員がクォーターファイナルに勝ち上がったことで、2008年のASPウイメンズ世界タイトルレースは、決着が付いていない。「今は本当にタイトルについて考えていない」とギルモアが言った。「ソフィア(ムラノヴィッチ)と私は両者とも勝ちあがっているので、我々のうちの1人が勝つまで、戦いは続くと確信したわ。1年の最後は面白くならないとね」とコメント。 オーガナイザーは明日、6-8フィートの予測が正しければロキシープロの最終日を行う予定だ。

写真:昨年のイベントチャンピオンでレイティング2位のソフィア

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