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2008年09月02日 (火) 7:28
更新
■ビラボン・インターナショナル社はセクター9に続き、ダカインを獲得
ビラボン・インターナショナル社は、サーフ、スケート、スノー、ウインドサーフィンというマーケットにおけるプレミアム・アクセサリー・カテゴリーのリーダーであるダカイン・ハワイ社を獲得する契約を結んだと発表した。ダカインは、ロブ・カプランによってハワイで1979年に設立され、現在は北アメリカのオレゴンにベースを置く。ビラボン・インターナショナル社経営最高責任者デリク・オニール氏は、本物志向の国際的に証明されたボードスポーツブランドの算入は更なる深さをグループに加えると言った。「ダカインは、ボードスポーツ・セクターの中でかなり確立されており、クオリティの評判とテクニカル・レンジの信頼性を築き上げたブランドである」とオニール氏が言った。「ダカインは、北アメリカの好調な売れ行きベースと、いくつかの国際的なテリトリーにおける成長を続けるセールスベースを造り、それをグループのパワーに加えるだろう」
ビラボン北アメリカのポール・ノード会長は、ダカインがオーシャン・ボードスポーツ・セクターの中で特別な強さを持っていて、バックパック、バッグ、グローブ、アクセサリーにおいてはスノー・カテゴリーにおいても20年の素晴らしい歴史を持っていると言った。「ダカインは、ボードスポーツ・バックパック・カテゴリーをリードするブランドであり、ハワイの究極のコンディションでテストされてきたサーフ・アクセサリーはマーケットでも優れており、スノーグローブを含むウインターカテゴリーにおいても、エクセレントである」とノード氏。
ビラボン・インターナショナル社はこの7月にも南カリフォルニアのプレミアム・スケートボード・ブランドである「セクター9」を獲得。セクター9の買収は、ガルウイング・スケートボード・トラック・ブランドを含むものだった。「セクター9の製品、主にロングボードは、ボードスポーツチャネルの他のブランドと差別化して、サーファー、スケートボーダーとより幅広い若者市場にアピールしている」とオニール氏が言った。これまでビラボンが買収してきたブランドは、ボンジッパー(2001)、エレメントスケートボード(2002)、Kustomフットウェア(2004)、ミセスパーマー(2004)、ホノルアサーフカンパニー(2004)、ニクソンウォッチ(2006)、エクセルウエットスーツ(2007)など、超一流のブランドを獲得している。
■ マーク・オクルーポが『ウォーターマン・オブ・ザ・イヤー』受賞、
8月22日金曜日、カリフォルニアのダナポイントのセントリージス・モナークビーチで開催されたSIMA環境ファンド取締役会で、前世界サーフィン・チャンピオンであるマーク「オッキー」オクルーポがウォーターマン・オブザイヤーに選ばれ,ミュージシャンのジャクソン・ブラウンが自然保護派としてミュージシャンのジャクソン・ブラウンがエンバイロンメンタリスト・オブザイヤーに、そしてサーフコンテストのパイオニアのエドゥアルド・アレナがライフタイム・アチーブメント・アワードを受賞した。
■映画「Bustin' Down the Door」アメリカで公開。
ジェレミー・ゴッシュ監督のサーフィン・ドキュメント「バスティン・ダウン・ザ・ドア」。1970年代のハワイを舞台に娯楽からプロスポーツへと変わろうとするサーフィンにスポットを当てた超大作だ。プロサーフィン創成期のワールドチャンピオンであるピーター・タウンネンド(1976)、ショーン・トムソン(1977)、ウェイン・バーソロミュー(1978)、マーク・リチャーズ(1979- 82)といった往年のサーフヒーローたち総出演の超豪華ムービー。
この映画はサーフィンのメッカであるハワイのノースショアでの実話。オージーと南アフリカのサーファーが,サーフィンをプロスポーツにしようとした過程で発生した2年間に渡る異文化間で発生した衝突を描いている。
1976年にアメリカのSurfer Magazineで掲載されたバーソロミューが書いた記事『Bustin Down Door』にインスパイアーされた作品で。この映画は70年代中期にどのようにサーフィンというスポーツが変わったのかを例証するエモーショナルな舞台裏の話と、エピックな波に乗るシーンとが上手くミックスされている。http://bustindownthedoor.com/
■ドリアン・パスコヴィッツの波乱の人生に迫ったドキュメンタリー映画
伝説的サーファー、ドリアン「ドク」パスコヴィッツの波乱の人生に迫ったドキュメンタリー映画「サーフワイズ」。多くのアメリカの冒険家のようにドクは、空想的な夢を現実のものにした。スタンフォード大学で教育を受けた医者で、ハワイではサーフィンのエキスパートでもあった彼は,米国医師会のヘッドを務め成功したにもかかわらず医療業務を止め、サーファーとしての遊牧生活をすることを選んだ。
そして、24フィートのキャンピングカーに妻と9人の子どもを載せて放浪の旅に出た。今では世界的にも有名になったサーフィンスクールなどで生計を立て、子供たちはキャンパーの中のホームスクールで学んだ。その一般社会とはかけ離れた生活で彼等は何を得たのか。
http://www.surfwisefilm.com/
■2009年と2010年のISAワールド・ゲームスのスポンサーになるビラボン
ビラボンUSAは、コスタリカで2009年7月31日から8月8日で予定されている49の加盟国が参加するISAワールド・ゲームスのスポンサーになることを発表した。「サーフィンの地域として発展しようとする場所にプラットホームを提供することは重要であると考えている」とビラボンのマーケティング副社長のグラハム・ステイプルバーグは言った。「それは、非常に多くの異なるサーフカントリーから大人数の代表団がやってくる唯一のイベントである。ISAは一年おきに、ワールドサーフィンゲームスを開催している。ISAワールド・ジュニアサーフィンチャンピオンシップもオーガナイズして、世界的に多数のコンペティションを認可する。ビラボンのスポンサーを手に入れることによって、ISAは大きな前進であり、ワールドサーフィンゲームスは、今後,毎年開催されるだろう」。
3つの大きなISAイベント(ワールド・ジュニア、ワールドサーフィンゲームス、ワールド・マスターズ)は、真のオリンピック・スピリットにおいて金、銀、銅のチャンピオン・メダルが与えられる。「ISAワールドサーフィンゲームスのタイトルスポンサーにビラボンを迎える事が出来て本当に嬉しい」とISAのフェルナンド代表が言った。「ローカル・サーフ・クラブからワールドサーフィンゲームスのコンペティションまで、ISAイベントは、我々のスポーツの将来のスターが生まれて、育てられて、祝われる場所である。現在、オリンピックのサーフィンは今では届く目標だが、ワールドサーフィンゲームスは、ずっとサーフィンの「オリンピック」であり続けるだろう」とコメントした。