更新日: 2006年3月6日 (月) 18:00




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3月6日 月曜日

ようやく嵐が過ぎ去って、朝からピーカン。3日間の引きこもり生活から開放されたと思ったら、予報どおりではあるんだけど、波もすっかりどこかに消えてしまい、3日間の嵐でスナッパーの地形はガタガタ。まともな地形に戻るのに少なくとも1週間はかかるだろう。

で、それでも少しでもブレイクのいいバンクへと、早朝7時にはグリーンマウントに移動が決定。設営を始めてしばらくして、やっぱここより隣のほうがよさそうだってんで、再び移動。クーランガッタビーチで、メンズのラウンド3が行われる事になった。波はムネぐらいかな。とにかく昨日とは打って変わった落ち着きぶり。昨日タヒチのレイマナがトーインしてたなんて信じられないぐらい。しかし、第一ヒートのフィリップ・マクドナルドと、ボビー・マルチネスは、ホーンが鳴ってもなかなか波を選びあぐねて波に乗らず、結局ヒート半分の時間誰も乗らなかったのでリスタート。で、リスタートしたもののそこから先にもまだ乗らない。でもってリスタートして5分だったかな。とにかくリスタート後ある一定時間どちらも波に乗らないと、試合はオンホールドになる。で、それ。これは初めて見たかな。リスタートは何回かあるけど……。両者は海から上がってきて、波の様子を見て30分後のコールを待った。

実は試合をそこでしようと決めた早朝には、実際のところけっこういい波がブレイクしていた。しかし、設営準備をしている間に潮も上げてきて、波の状況がガラリとかわってしまったわけ。

結局デュランバー、通称Dバーに移動する事が決定。11時になってようやく第一ヒートがスタートした。肩ぐらいと小ぶりではあるものの。早いうちのヒートのハイポイントはすべてチューブがらみ。フィリップ・マクドナルドとボビー・マルチネスのヒートもチューブ合戦になった。この対戦は後半追い上げた新人のボビーが勝ちラウンド3に。

快調だったのはパーコちゃん。横から見てても姿が見えなくなるようなディープチューブから出てきてエアーをすんなり決め、そのままリップ。そんな調子で9点台2本を難なくそろえた。

バッドラックだったのがブルース。とんでもなく高いエアーをメイクして、リップを決めて9点ライドを持って万全だったのだが、ラスト10秒でラオニ・モンテイロに逆転負けを喫した。

このブルースのヒートあたりから風が吹き始めて波は怪しくなり、お待ちかねのケリーのヒートになるともう、ねぇ、ねぇ、これで、WCTやっちゃっていいわけ?? みたいな波になってきた。それでも先生、全然違うから困っちゃうよね。5メートルぐらい戻るようなカットバックみたいなリップでそのまま回っちゃったり、やっぱりひとりだけサーフィン違ってた。

次のヒートのアンディ対デヴィッド・ウェアーはこのコンディションならますます面白いなと思ってたんだけど、デヴィッド・ウェアーってオバカさん? どっちも波を選びあぐねていたし、ろくな波は来ていなかったし、アンディはドツボってたし、普通に乗れば勝てたのに、リスキーなお得意のエアー、着地、回りみたいなのにこだわりすぎて、一緒にツボっちゃった。あのコンディションはアンディに勝つためには絶好のチャンスだったと思うよ。まともにやったらダメなんだから。で、両方でツボってるあいだにアンディがセットの波をつかんでリップ、リップで8.33。バックアップライドの6点代後半もゲットしてはい、いっちょあがり。アンディに勝つには、前半のアンディがもたもたしているうちにきっちりたたくしかないのにね。で、結局あまりにも波がひどくなったんで、ここでおしまい。そのぐらい波はひどかった。

この先、木曜日にディレクションは良くないけどスウェルが入る予報。あと2日で男女とも終わるので今日みたいな無茶はもうしないと思うけど……。

 

ケリーは一人だけサーフィン違う。

勝ち上がったアンディ
チューブ合戦を制したマルチネス
パーコちゃん
photo:ASPTOSTEE


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