更新日: 2007年8月5日 (日) 23:28




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8月5日 日曜日

ゲイヴ・クリング。新人WCT選手ですね。カリフォルニアの26歳。

朝からのヒートを見ている限りでは、なんか、ベン・ブルジョワがサーフィンキレてるなぁ……って思ってたんだけどね、ファイナルでは波が来なくて負けちゃったな。
さて、天候はド晴れ。もう暑くて死んじゃう。

波は朝のうちはセットで腰胸って感じで、風も弱くてよかったんだけど、午後になるとオンショアがきつくなり始めて、しかも潮も引いて、波のサイズも下がるという、かなりしょっぱいコンディション。 それでも2〜3マニューバーでどうでしょう? みたいな感じなんだけど。 ディフェンディングチャンピオンのロイデン・ブライソンはラウンドオブ16でデヴィッド・ウェアーに破れ、2連覇はならず。

なんとも快調だったトロイ・ブルックスはクオーターで優勝候補のティアゴ・ピレスとつぶしあい。なんかあんなに早く当たらなくても……みたいな。 この取り合わせは好調同士だけに、かなりいいマニューバー合戦が見られたんだけど、最終的には波の選択が良かったティアゴが逆転勝利。WQSランキングトップを走る王者の意地を見せた。ティアゴWCT入り確定。

エイドリアーノ・デ・スーザは同じブラジルのWQS選手のヘイター・アルヴス選手に先行され、後1本のライディングだったヒート中盤に板を交換。その変えた板が今ひとつ波と合わない感じで、裏目に出たな。 ゲイヴ・クリングはどのラウンドもけっこういい感じで、シャープなスピードのあるサーフィン。今日、何をすれば何点もらえるのか、というのがきっちりわかってた感じだった。波の選択も的確だったし。
ベンは個人的に朝のヒートを見ていて一番印象に残っていた選手で、なんかサーフィンキレてるなぁ、ベン。ってずっと思ってた。だから、このファイナルは、やっぱな、って感じではあったんだけどね。

でもね、やっぱもなにも、もう波がしょぼすぎて、運だけ勝負みたいな感じでもあったわけよ、実際のところ。ヒートアップするにはかなり強力な波運が必要なセミから先、って感じだったな。

ファイナルは先行逃げ切りの典型パターン。ヒートが始まるや否やゲイヴが立て続けに6.67を2本。もうけっこうあのコンディションならこれで決まり。結局最後までそれが彼のベスト2だったから。 序盤からなんか置いていかれちゃった感じのベンはそれでもじっくり波を待ち、中盤に7点を出すんだけど、もう1本が乗れない。プライオリティを握ってじっくり待ったけど結局その波は来なかった。

それでもね、波来なくて残念だったね、というと、いや、ラッキーだよ。だって、ファイナルに残ったんだから。と嬉しそうだった。ベンはこれでほぼ来年のWCT確定。おかえりなぁ〜い、って感じ。 優勝したゲイヴは6スター初優勝。それはそれは嬉しそうだった。WCTでの成績が今イッチョなだけに、WQSからのクオリファイにむけて大きな1歩だったな。

 

▲ゲイヴ・クリング優勝。
▲ゲイヴは6スター初優勝
▲ベンはじっくり波を待ったが
▲ティアゴWCT入り確定。

▲エイドリアーノ・デ・スーザ

 


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