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今年で第6回目を迎えた「GUDANG GARAM KUTA BEACH SURFING FESTIVAL “GARUDA INDONESIA CUP”」が3月19、20の2日間に渡り、インドネシア バリ島クタビ−チにて開催されました。この時期は雨期から乾期の変わり目となり天候が心配されましたが、我々の願いが通じ、大会期間中スコールに見舞われる事もなく快晴のもと、各ヒ−トは予定通り消化されました。

この大会にはNSSA(日本学生サーフィン連盟)の海外特別試合がクレジットされており、今回のファイナルは城西国際大学から1名、愛知大学の1名、日本大学から1名、亜細亜大学から1名での争いとなり、城西国際大学の高津敏行は圧倒的な強さを見せ、終始トップの座を守り、NSSAクラスのウィナーとなった。2位には去年もファイナルで涙をのんだ愛知大学の萩原健太が入賞。今年のNSSAのファイナルはかなりレベルの高い戦いであった。

メンズオ−プンクラスのディビジョンでは、かなりのクロスヒートとなり僅差を制し佐藤琢磨が優勝、2位にはNSSAでも健闘した萩原健太がはいった。レディースサーフィン、ボディーボードクラスも年々レベルの高い戦いとなっているなか、レディースサーフィン部門は、手堅くポイントを重ねたトップアマの志賀美千代がウイニングコールを受けました。2位には毎年上位入賞している渡辺久美子。ボディーボードクラスは、古川友理が良く波を見極めウィナーとなった。

セミファイナルまで怒涛の勢いで勝ち上がり、高いレベルのサ−フを見せていた來間康子だが、ファイナルでは波に恵まれず惜しくも2位となった。

注目の日・イ混合部門では、バリの次世代を担う金の卵達が続々と登場。スタ−ダムへの道を目指して闘志を燃やしていた。因みに去年の覇者でポスト・リザールの呼び声が高いデデ(DEDE SURYANA)は現在オーストラリア、カルフォルニア、ハワイ等積極的に参戦しワールドワイドに活躍をしている。インドネシア人初のWTC選手誕生との呼び声も高く、世界が彼の動向に注目している。

今回も日本人選手の健闘は躍進的で、次々とラウンドアップしていき、クウォーターファイナルにはなんと5名の日本人選手がアップされた。高津敏行は、セミファイナルまで強豪を抑え全てのヒートで1位通過を果たし、貫禄でファイナルまで駒を進めた。優勝候補の一人であるムストファ・ジャクソン(ムース)もセミファイナルまで順当にラウンドアップして来たものの惜しくもここで敗退。ファイナルにはNSSA部門を制し、去年もファイナリストまで駒を進めたトップアマ高津敏行と地元バリニ−ズ3名の戦いとなった。

全ての選手がレベルの高いランディングを披露、スピードに乗ったライディングから縦への当て込み、フローター、エアリアルとファイナルに相応しいランディングを見せ、会場全体を巻き込みもっとも熱いヒートとなった。ヒート序盤でハイポイントを叩き出した、優勝候補筆頭のガル(GARUT WIDIARTA)が終盤までそのままリードを保つ、他2名のバリニーズもじわじわトップに迫るものもあと一歩手が届かない。残り時間3分、高津敏行も健闘するが良い波に乗れず最下位の4位につけていた。このままガルの優勝が濃厚になった残り時間1分、右奥にセットが入った、波に一番近い高津のポジションからでも微妙な距離だ。ヒ−ト終盤で疲れもあったが渾身の力をこめてパドリング、ギリギリのタイミングで波を捕まえた。ファ−ストタ−ンからぐいぐいと加速、2発、3発とリップに当て込み最高のライディングを演じた。

これが見事ウィニングライドとなり、3年間挑戦し続けた念願の日・イ混合部門を制した。去年高津とワンオンマンで敗れ今回も残り1分で悔しい逆転負けを喫したガルだが、今年9月に千葉県の鴨川で開催される第10回OM杯にインドネシア代表選手として招待される事が決まった。日本でリベンジだ頑張れガル!

大会終了後、恒例のクロ−ジングパ−ティでは大会スポンサ−からの豪華賞品や抽選会、スペシャルゲスト“Keison”によるミニライブなどもあり華やかに盛りあがりこの大会の幕を閉じた。今大会にご協力を頂きましたスポンサ−の方々、バリサ−フィンアソシエ−ション、日本学生サ−フィン連盟、関係スタッフ、そして大会を大いに盛り上げてくれたすべての選手、皆様に厚く御礼を申し上げます。今後も日本、インドネシアの友好親善をサ−フィンを通して築いていきたいと思います。

デイトライン OMツアー 

GUDANG GARAM KUTA BEACH SURFING FESTIVAL
“GARUDA INDONESIA CUP”

RESULT

NSSA MENS        
1位:高津 敏幸(城西国際大学)2位:萩原 健太(愛知大学)
3位:井澤 優(亜細亜大学)4位:力石 正典(日本大学)

OPEN MENS      
1位:佐藤 琢磨 2位:萩原 健太
3位:石川 智博 4位:力石 正典

LADYS SURFING     
1位:志賀 美千代 2位:渡辺 久美子
3位:井関 美絵 4位:土屋 直美

LADYS BODYBOARD   
1位:古川 友里 2位:来間 康子
3位:山下 由美 4位:加茂 ゆり

JAPAN INDONESIA MIX  
1位:高津 敏幸 2位:G.Widiartha
3位:Rodita 4位:W.Juniartha

2部門制覇の高津
志賀が初タイトル獲得
ハイレベルなサーフィンを披露
NSSA MENS入賞者
OPEN MENS入賞者
JAPAN INDONESIA MIX 入賞者
SURFING LADIES入賞者
LADIES BODY BOARD 入賞者

◆◆特別協賛◆◆
PT.GUDANG GARAM   
昇陽物産株式会社
GARUDA INDONESIA  
ガルーダインドネシア航空
◆◆協賛◆◆
株式会社デイトライン
フォーセブンス(GALE)
910r
ハリーウェットスーツ(HULLY)
デュークインターナショナル(FAB)
相模ゴム工業株式会社
プラザバリ
カマス スパ
◆◆協力◆◆
日本学生サーフィン連盟
バリサーフィンアソシエーション

■第5回大会のコンテストリポートはこちらからご覧下さい。


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