アンドリュー・キッドマンの新作 LAST HOPE

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アンドリュー・キッドマンの新作
LAST HOPE

アンドリュー・キッドマンの新作はDVDとCDの2枚組みセット
サーフアートのハイアベレージ。トータル1時間20分

ミュージシャンとして活動する機会が多いアンドリュー・キッドマンだが、6年ぶり待望の新作フィルムは、個性派7名のフィルムメーカーが制作した短編集のコラボレート短編集。サウンドとシンクロしてサーフィンの美学を徹底的に追及する。


2004年、メルボルンのインディーズ系レコード会社スパンクのアーロンはアンドリュー・キッドマンの「グラスラブ」に惚れ込み、オーストラリア国内でフィルム&ミュージックツアーを決行して成功させた。ツアー中アーロンは「サーフフィルムメーカーとスパンクレコードのミュージシャンによるコラボレーション」をアンドリューに提案したことからこのプロジェクト「ラストホープ」は始まる。

アンドリューは制作に当たり共通のコンセプトは各々のスタイルで「海の美」を表現することに決定。先ずアンドリューは最も尊敬するアルビー・ファルゾンを訪ねて相談をした。アルビーはこのアイディアに賛同するとモンティー・ウェバーを推薦。モンティーはマイクロ・ウェーブをマイクロカメラで撮影した「リキッドタイム」で高い評価を得始めていた。さらにカリフォルニアとオーストラリアを旅した「ハイドロダイナミカ」制作中のリチャード・ケンヴィン、「リトマス」の頃から活動を共にする水中撮影の名手ジョン・フランク、アンドリューが音楽を提供した「スレッド」のパトリック・トレフツ、ニューヨーク生まれバイロン在住のサーフクリエーターのミッシェル・ロックウッド等が自然発生的に集った。

プロデューサーとしてアンドリューはこの新しいプロジェクトに真剣に取り組み試行錯誤を繰り返した。いかんせ膨大な数のショートフィルムとスパンクの音源の組み合わせは無限に近い。アンドリューは5年の制作期間を経て最終的に16編のショートフィルムをピックアップ、ここに今まで存在しなかったショートフィルム・コラボレーションという真新しいタペストリーが生まれた。

「ラストホープ」には様々の異なるサーフカルチャーの窓がある。ユニークで最も興味深いフィルムメーカー達は異なる視点から時を超越した「海の美」を表現する。ただ短編をつなぎ合わせただ1本ではなくトータル感を強く覚えるのは、スパンクレコードに共通した音があるからであろう。それらのサウンドは映像と完全シンクロナイズする。

アンドリューのバンド”ブラウンバーズ・フロム・ウィンディーヒル”以外は日本で無名だが、全11組のオーストラリアサウンドはアートな映像と最高にマッチする。アンドリューは「この30年で最もアーティスティクなフィルムメーカーがとらえた瞬間に新しい音楽をシンクロさせることで別のベクトルが生じる。スパンクレコードから提供された数百曲と映像をリンクさせるのに5年を費やし選べたが価値は充分あるさ。合言葉はやりたいようにやれ、気に入った曲に合わせて編集を重ね、自分のビジョン自由を表現した。」と語る。

ショートフィルムのコラボレーションという試みは、流行のサーフアートの枠を越える今現在一番エッジーなスタイルかもしれない。カルトサーフフィルム「グラスラブ」から6年を経て、アンドリュー・キッドマンの新作「ラストホープ」はこの完成した。

7人のサーフクリエーター達

(1)アンドリュー・キッドマン / 1970年8月7日シドニー出身  映像製作者 音楽家  サーフボードシェーパー 詩人 写真家 サーフジャーナリスト そしてサーファー。代表作は1997年「リトマス」、2004年「グラスラブ」、CDアルバム8枚を制作して現在は「スペース・イン・ビットウィーン」、「ブラウンバーズ・フロム・ウィンディーヒル」、「サーチン・フォー・マイケル・ピーターソン」が販売されている。

(2)アルビー・ファルゾン / 1972年の名作「モーニングオブジアース」を制作後、世界各地の祭りをドキュメント化する。そこで宗教的啓示を受け東洋に大きく惹かれる。今年67歳だがオーストラリア東海岸のカントリーに暮らし、シンプルライフを実践しながらサーフィンを続けている。

(3)リチャード・ケンヴィン / フィッシュボードの原点を追い求める「ハイドロダイナミカ」を制作中。またシモンズ・タイプの古典ボードの復興でも注目を集める奇才。

(4)パトリック・トレフツ / ニューヨーク在住のクリエーター。処女作「スレッド」は独自の視線からサーフィンを描いたアート色強いサーフフィルムだが、その制作中にアンドリューと知り合い本作に参加。

(5)モンティー・ウェバー / サーファー家族として知られるウェバー家で育ったモンティーだが、兄グレッグは天才シェーパーとして広く知られる。2004年制作の「リキッドタイム」はフランス・サーフフィルムフェスで最優秀作品とフォトグラファー賞を受賞。アルビー・ファルゾンは「もっと美しいサーフフィルム」と絶賛する。

(6)ジョン・フランク / 2008年サーファーフレイム入りした名フォトグラファー。リップカールが長年に渡ってサポートする唯一のフォトグラファーで水中撮影の世界を切り開くパイオニア。

(7)ミッシェル・ロックウッド / ニューヨーク生まれ。ファッション・デザイナーからスタートして、プリントアート、版画、ファブリックと様々な方法で海を描く。現在はバイロンベイの山奥在住。本作で唯一の女性らしく優雅な美を映し出す。


"Last Hope" サウンドトラックCDTrack List

アーティスト名 / 曲目
01 The Brown Birds From Windy Hill / Sou'Wester
02 MIchine Translations / Oh Ma The Sea is Rising
03 Veriver / Been So Long
04 Mogwai / Scotland'd Shame
05 Somog / Let Me See The Colts
06 Surjan Stevens / Holland
07 Dirty Three / Everything's Fucked (Live)
08 The Brown Birds From Windy Hill / Atlantic City Ashes
09 Explosions In The Sky / Welcome Ghosts
10 Smog / Held
11 Andrew Kidman / Moonshiner
12 Holly Throsby / One Of You For Me
13 Smog / Teenage Spaceship
14 My Morning Jacket / Death Is The Easy Way
15 Sufjan Stevens / Redfold


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