更新日: 2008年12月3日 (水) 14:15
トリプルクラウン第2戦
ASP-WQS6スタープライム
■オニール・ワールドカップ■
■2008年11月24日-12月6日■サンセットビーチ、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■#1#2#3

■ウェイブフェイスは20フィートを上回り、トップシードが登場。


写真:超巨大なサンセットをメイクしたデーン・グダスカス

【現地2008年12月2日火曜日、サンセットビーチ、ハワイ】「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン」の第2戦であるメンズWQS最終戦6スタープライム「オニール・ワールドカップ」がウェイブフェイスで20-30フィート・レンジのコンディションで再開され、トップシードが登場するラウンドオブ64が終了した。それは、ウインターシーズンの真の姿。度肝を抜くビッグウェイブ・ライディングの驚異的な一日となった。スウェルは、午後1時頃にピークに達し、最大のセットはチャネルからクローズアウトした。しかし、コンディションは軽いオフショアで欠点のない状態が続いた。

そんなハードなコンディションで、カリフォルニアのパトリック・グダスカスは、今日のベスト・スコアリング・ライドとなる9.66をスコア。そして、彼の双子の兄弟であるデーンは、おそらく今日の最大の波に乗った。二人は勝ちあがったが、パットは同じヒートで3人兄弟の弟のタナーを下した。パットは、現在WQSで16位にランキングしており、2009年のASPワールド・ツアー出場権獲得のために、このイベントのセミファイナルに残らなくてはならない。彼は、トリプルオーバーヘッドの波で完全にバレルに包まれ、彼がこれまでコンテストでサーフした最大の波で勝利した。

「これは多分、ワイメアやいくつかのビッグウェイブ・イベントを除いたコンテストで、我々が見た最大の波だよ」とグダスカス。「僕はチューブを探していたんだ。風が出口をホールドしていてくれたからね。バレルをゲットしたかったのさ。本当に分厚い波で、完全にキレていた。チューブから出たときは、はじき出される感じで、ホント笑っちゃったよ。個人的にはこのようなコンディションは大好きだね。だって誰も見えなくて海と戦っている感じだから。クオリファイするのが夢なんだ。でも何が起るか分からないよ」とコメント。

グダスカスのように、オーストラリアのヤデン・ニコルも、ワールド・ツアー資格のためにオニール・ワールドカップで素晴らしい結果を必要とする。ニコルは、ワールド・ツアー・サーファーのタジ・バロウとともに勝ちあがった。バロウとニコルは同じウエスタン・オーストラリアの出身で、ビッグサーフの経験を持っている。しかし、それはこのようなビッグなサンセットとは異なる別の種類のものである。

     


写真:ニコルとともに勝ちあがったタジ。


「見ているといい感じなんだけど、全くもってクレイジー」とニコル。「もし波をつかめて、ターンができたなら、スコアをゲットできるよ。 僕は波をつかんでターンできたから本当にラッキーだった」また、トリプルクラウンチャンプのビード・ダービッジは、ディオン・アトキンソン(Aus)と共に勝ちあがった。ダービッジは、再びトリプルクラウン・チャンプを手に入れるかもしれない。「すごく強力で、ものすごい水の量が動いていた。バックヤードの方へ直ぐに引き寄せられたよ」とダービッジが言った。「本当にトリッキーで、ポジションをキープするのが難しかった。あんなビッグセットは手に負えないよ。サンセットでコンテストをやるたびに、いつも本当にビッグでトリッキーな日があるんだ。それが今日だね。ハレイワでは、かなりの良いスタートを切れたと思っている。サンセットで勝ちあがり、良いファイナルデイを迎えたいね」。

ビッグアイランドのトーリー・マイスターは、安全性の問題のためチャンネルでキャディーが許可されなくなったの後、ウォーター・パトロールによるアシストから利益をえたコンペティターの1人だった。マイスターは、彼のヒート中に2本のボードをこわして、3本目のバックアップ・ボードを手に入れるためにジェット・スキーに乗った。それは1980年代の黄ばんだ7'6のアラカワシェイプ。彼の父は、ヒートの中盤に家に走って、ワックスも塗っていないボトムは泥まみれのボードを復活させた。「3本目のボードを持っていなかった。これは2度目さ」とマイスターが言った。「父さんはいつも凄い事をやってくれる。あのオールドスクールの板で、父さんはチャージしていたんだと思う。次は8〜9本ぐらいのボードを持ってくるよ」

ゆっくりとサイズダウン傾向のスウェル予想ではあるが、16-20フェイスが予想されており、2008年のためにチャンピオンを決定するオニール・ワールド・カップにとってはパーフェクトなサイズとなるだろう。

写真:R32へ勝ち進んだジョディ・スミス

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