日本を離れ、オーストラリアで頑張っている6名の日本人サーファー(3/15)
ラウンドアップした和光大
【メレウェザー・ビーチ、ニューキャッスル/オーストラリア(2011年3月15日火曜日)】ニューキャッスルのメレウェザー・ビーチでスタートしたオーストラリア最大のサーフィン・フェスティバル「サーフェスト」。今年で26回目を迎える「サーフェスト」は世界中からサーファーがニューキャッスルに集結し、トッププロ・サーファーはもちろん、子供から女性まで楽しめる多くのイベントが開催される。
そんなサーフェストのメイン・イベントは、ASPメンズ4スターイベントのバートン・トヨタ・プロと、ASPウイメンズ6スターイベントのレジェンダリー・パシフィック・コースト・プロ。12日間に及ぶサーフフェストのクライマックスとなるASP4スターイベントのバートン・トヨタ・プロは、3月15日~20日まで開催。今回は世界ランキング2位のタジ・バローをはじめ、ビード・ダービッジ、エイドリアン・バカンといったトップサーファーもエントリーしている。
また今回、このバートン・トヨタ・プロには、日本から和光大、加藤嵐、大橋海人、辻裕次郎、高梨直人、大澤伸幸の6名のサーファーが参加。自国で起きている大災害で受けたショックを克服し,この6スターイベントを戦うためにオーストラリアに残っている。
彼等は地震発生後に家族と連絡を取り,家族全員が無事である事を確認した。現在オーストラリアに留学中である19歳の和光大は神奈川県出身。ラウンドオブ96のヒート3の4人ヒートを戦った和光は,オーストラリアのミッチェル・ジェームズに次いで2位でラウンドアップした。
「本当に家に帰りたかったです。特に自分の両親と連絡が取れなかった時は,本当に心配しました。いまは連絡が取れて、両親を含め家族全員、無事なのが確認出来て安心しました。僕の両親は、みんな大丈夫だから、そこに居て自分のやるべき事をやりなさいと僕に言いました。僕を含め今回参加している6人は全員、自分の家の事を考えています。でも,親が無事で健康でいてくれている事を知りました。だから,僕たちはここでベストを尽くして戦うんです。それでも、いつも家のことを考えていますよ。」
和光大はコンペティションが明朝再開するとき、ラウンド3でオーストラリアのペア、ニック・ヴァジチェックとデール・ラヴロックとと戦う。彼等の活躍を期待し、エールを送りたい。頑張れ日本! 日本は頑張っているぞ!
本日は、男子のバートン・トヨタプロのラウンド1と2と、女子のレジェンダリー・パシフィック・コースト・プロのラウンド1が終了。男子では,ローカル・サーファーのジェシー・アダムとマイケル・スペンサーをはじめ,ブラジルのカイオ・イベリが16.83のトップスコアをマーク。女子ではハワイのマリア・マニュエルが素晴しいパフォーマンスを披露した。
コンテストは3月20日まで行われる予定。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
オフィシャルサイトではライブ中継も行われている http://www.aspaustralasia.com/live/2011/surfest/index.php