日本のサーフィン史に刻まれるエキサイティングなコンテストで田中英義が優勝。

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●ジャパンプロサーフィンツアー2010

スーパーヒート ムラサキプロ九州

期   日/10月31日(日)
会   場/日南海岸 大浦もしくは小吹毛井
特別協賛/(株)ムラサキスポーツ
特別協力/日南市サーフィン連盟・FREEDOM SURFBOARDS
主   催/JPSA
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日本のサーフィン史に刻まれるエキサイティングなコンテストで田中英義が優勝。

201010311553000.jpg小吹毛井から直線に移動 直線ダブル〜トリプル

JPSAのスーパーヒートは,ウェイティング期間中に最適な波が立った時に開催されるウェイティング方式の日本最高峰のレベルで行われるプロサーフィン・コンペティション。地元関係者の協力を得て、台風14号をモニタリングをしていた日本プロサーフィン連盟は、ウエイティング期間最終日となる10月31日に「スーパーヒート ムラサキプロ九州」の開催を決定した。

今回のコンテストは,ショートボード男子の昨年度ランキングTOP36とシード枠4名が出場資格があり,上位の選手が不出場の場合は繰り上げエントリーとなった。また開催地の地元シード枠4名は、先月JPSA公認を獲得した中学3年生の渡辺寛をはじめ、川畑匠平、中迫謙吾、日南地元トップアマの崎村公彦。

急な開催により、海外遠征で出場出来ない選手も多かったようだが,ISAのペルーから帰国し直ぐに宮崎に向かった田中樹、理事長であるビッグウェイバーの牛越峰統なども出場。5年前の9月に神奈川県逗子で開催されたビッグウェーブコンテストで優勝した林健太もエントリー。その他ビッグウェイバーたちが宮崎に集結した。

日本のサーフィン史に刻まれるエキサイティングなコンテストとなった「スーパーヒート ムラサキプロ九州」は、JPSA特別ルール方式で行われ,2回戦方式にてヒートを行い、各回戦のベスト2ウェイブ、トータルベスト4ウェイブのスコアにより順位が決定。

コンテストは,台風の動きをモニタリングした結果,午前中に1回戦を小吹毛井で行い,午後から更にサイズのある直線ポイントへ移動して行われた。1回戦が終了した時点で,トップは田中英義の16.49、2位が15.33の田中樹、3位が14.93の原田正規、4位が12.09の林健太といった選手が上位を固めた。

2回戦ではヒートの組み合わせが変わり,トップだった田中英義がヒート1に登場し、11.82をスコア。2度のヒートスコアの合計で28.31をマークし、各選手はそのスコアを追いかけることとなった。ヒート2では昨年引退し,理事長として活躍している牛越峰統が9.93をスコア。1回戦の成績が響いて総合8位となったものの、ベテラン・ビッグウェイブ・チャージャーとしての意地を見せた。

また、1回戦で14.93をスコアして3位に付けていた原田正規は,2回戦の会場となった直線の素晴らしい波にチャージ。原田はヒュージ・リエントリーからの完璧なバレルを決め、ジャッジは,その今シーズンのジャパニーズ・プロサーファーのベストライドにパーフェクト10を与えた。

2本目が見つけられずに13.16で2回戦を終えた原田は,総合で28.09をスコア。惜しくも田中英義の28.31には僅かに届かなかった。そして、2回戦の最終ヒートに登場した、15.33を持っていた田中樹は、2回戦で12.99をスコアすれば優勝だったが,11.29で僅かに届かず,原田に次いで3位となり,田中英義の優勝が決定。日本のサーフィン史に刻まれるエキサイティングなコンテストとなった「スーパーヒート ムラサキプロ九州」は、茨城鉾田で行われたJPSA最終戦の優勝者である田中英義が2連勝という、有終の美を飾る形で国内ツアーを締めくくった。

コンディションが整わないと開催が難しいビッグウェイブ・コンテスト。地元の協力体制があったからこそ開催が実現し、本物のプロサーフィンをアピールする事に成功した。


優勝:田中英義
2位:原田正規
3位:田中樹




コンテストの模様はスポーツ・カルチャー番組専門チャンネルスカイ・A sports+(スカイ・エー・スポーツ・プラス)で放映予定。ホームページではJPSAの無料動画も配信中。放映スケジュールなどはホームページをご確認ください。http://www.sky-a.co.jp/


大会に関する情報は公式ホームページもご覧ください。
LinkIconhttp://www.jpsa.com

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