オーストラリアのジュリアン・ウィルソンがアルガン・ベイで行われたスリランカ・エアライン・プロで優勝

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ASP-WQS6スターイベント「スリランカ・エアライン・プロ」

2010年6月18-24日 アルガン・ベイ、スリランカ

オーストラリアのジュリアン・ウィルソンが、6スター「スリランカ・エアライン・プロ」で優勝。田嶋鉄兵が17位(6/25)

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Julian Wilson : photo ASP Australasia/Robertson

2406_action_JulianWilsonSri.jpgJulian Wilson : photo ASP Australasia/Robertson

【アルガン・ベイ・スリランカ(現地2010年6月24日木曜日)】スリランカ初のASPイベントとなったWQS6スター「スリランカ・エアライン・プロ」が終了。完璧な4~6フィートのコンディションで行われたファイナルで、オーストラリアのジュリアン・ウィルソンが優勝した。

今回、スポンサー・ワイルドカードで出場したウィルソンは、イベントを通して、ベストスコアを毎日塗り替え、最終的に19才のUSAサーファーであるナット・ヤングとのファイナルで圧勝した。

ウィルソンとヤングは間違いなく今回のイベントにおけるファイナリストに相応しい選手。二人とも最もエキサイティングな新進気鋭のASPサーファーだ。

ウィルソンは、ヤングがプアなオープニング・ウェイブにテイクオフしたのをいいことに、プライオリティーを早くから利用して最初から最後までファイナルをコントロールした。

「ここまで旅してきた全てのサーファーと自分にとって最高のイベントになったね」と22歳のウィルソンが勝利のあと言った。「波は毎日、素晴しかったよ。様々な点で自分が住んでいるヌーサの周りの波に似ていた。でも、ここの方がよりコンスタントかな。怪我を克服して復活だよ。この結果は、真剣にクオリファイ・シリーズを見ている僕にとって理想的なもの。自信に満ちてUSオープンが開催されるカリフォルニアに向かえるよ」

惜しくも2位となったのはナット・ヤング。ウィルソンとともに彼のサーフィンは、これまでのASPレベルにおけるベスト・パフォーマンスだった。「信じがたい一週間だったね。ファイナルに勝ち上がれて本当に感謝するよ」とヤングが言った。

「ジュリアンを倒す唯一の方法は、ファイナルで2つのエクセレント・ウェイブをスコアする事だって分かっていたんだ。彼は、一週間ずっと素晴しかったからね。勝ちに行ったけど、いくつかのクリティカル・ムーブで失敗してしまった。でも、この結果に本当に満足だよ」

2406_nat_yuong.jpgNat Young : photo ASP/Robertson

ファイナルを戦った二人のセミ・ファイナルはどちらもクロスヒートで、ウィルソンは、終了間際に8.5のライドをスコアしてドリュー・コートニーを破り、ナット・ヤングも、セミ・ファイナルの終わり近くで9.33をスコアしてジェイク・シャープに僅差で勝った。

また今回、日本からは辻裕次郎、田嶋鉄兵、田中樹、田中譲、高梨直人、松岡慧斗、大澤伸幸、黒澤賢一の8名がエントリー。しかし、ファーストランドで7名が敗退し、田嶋鉄兵だけがラウンドオブ48へ勝ち上がった。ラウンドオブ48で3人のハワイアンと対戦した田嶋鉄兵。中盤までヒートをリードしていたが、ジョンジョン・フローレンスのトリッキーなパフォーマンスで逆転され2位へ。それでも6.73、4.83をスコアした鉄兵は2位でラウンドオブ24へ勝ち進んだ。

ラウンドオブ24は3人ヒートで、2人がラウンドアップ出来るヒートだった。自身のブログでコメントしているように「緊張しました。足がガチガチになっちゃいました」とそれまでの彼のサーフィンが全く見られず3位敗退。勝てるヒートだっただけに非常に残念だったが、それでも日本人最高位となる6スターで17位に入った。

そして、今回のイベントが終了した時点でのASPメンズ・ワールドランキングは田嶋鉄兵(JPN)が176位、辻裕次郎(JPN)が192位、大野修聖(JPN)が195位となっている。サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会で、1次リーグ突破を決め盛り上がる日本。サーフィンのワールドツアーでのサムライたちの活躍に期待したい。頑張れ日本。

ファイナル
1. ジュリアン・ウィルソン(AUS)14.33
2. ナット・ヤング(USA)8.83
セミファイナル
1. ナット・ヤング16.20 ジェイク・シャープ14.27(AUS)
2. ジュリアン・ウィルソン15.10 ドリュー・コートニー14.30(AUS)
クォーターファイナル
1. ナット・ヤング ホデイ・コラゾ(スペイン)
2. ジェイク・シャープ オースティン・ウェア(USA)
3. ジュリアン・ウィルソン リース・ボンバッシ(AUS)
4. ドリュー・コートニー デイヴィ・キャスルズ(AUS)


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