ブラジルで開催された6スターイベントでアリツ・アランブルー(EUK)優勝。大野修聖が25位。

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ASP 6スター「スーパーサーフ・インターナショナル」

2010年10月12 - 17日 バーハ・ダ・チジュカ・リオデジャネイロ(ブラジル)

ブラジルの6スターイベントでアリツ・アランブルー(EUK)優勝。
前回3位の大野修聖は25位という結果に終わる。(10/17)

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【2010年10月16日:バーハ・ダ・チジュカ(リオデジャネイロ/ブラジル)】ブラジルのリオデジャネイロで開催されていたスーパーサーフ・インターナショナルが終了。ブラジリアン・レッグで大暴れしたスペインのアリツ・アランブルーは前戦に続き、ファイナルまで勝ち上がり優勝した。前回3位入賞を果たした日本の大野修聖は25位でフィニッシュした。

リオで2戦連続のファイナルを決めたアリツ。また,今回2位となったウィリアム・カルドゾ(24)は、セミファイナルまで勝ち上がった時点で、ASPサウス・アメリカ・スター・シリーズ2010のサウス・アメリカのタイトルを獲得した。ブラジリアンのルエル・フィリップ、そして、ジーン・ダ・シルヴァは3位タイとなった。

「優勝は出来なかったけど、ワールド・ランキングでポジションを上げ、サウス・アメリカのタイトルを獲得できた。うれしくないはずがない」とASPワールド・ランキングで40位から35位にジャンプアップしたウイリアム・カルドゾが言った。

ASPサウス・アメリカ史上最もリッチな全12戦が行われた今シーズンを制したカルドゾ。そんな彼がASPドリーム・ツアー2011にクオリファイするためにはワールド・ランキングのトップ32に入る必要がある。「もちろん、常に勝利に向けて集中しているよ。でも、アリツ(アランブルー)は全てのかけひきとテクニックを使い僕を下した。全てが彼に良いように働いたんだ。でも最高だったよ」

アリツ・アランブルーはスタートから5.5をスコア。さらに5.67、7.84ポイントで勝利を決めた。一方,ウィリアムは、より大きいセットを待ったが、強い東風のコンディションは彼に勝利するための波を与えなかった。

「最高にうれしいよ。コンディションは非常に難しくて、良いスコアを出すのはハードだった。しかし、優勝するために必要な,いくつかのオープンフェイスな波を見つけることが出来て運がよかったよ」とASPワールド・ランキングで34位のアランブルーが言った。

今年のASPスターイベントのブラジリアン・レッグで、素晴らしいパフォーマンスを見せたアランブルー。彼は6つのイベントに出場し、ファイナルまで3試合勝ち上がり,2つのイベントで優勝した。「そうなんだ。僕の友達は,ブラジルに何かあるのかって聞くんだけど,自分にも分からない。でも、ここは素晴しい国なんだと思う。ここに来るのが好きだし,数人のブラジリアンの友人がいる。ブラジルの環境、食べ物が好きだし、非常に快適だと感じるのさ。そのように感じるとき、いろいろなことが自然に起こるように思えるんだ」とアリツ・アランブルーが言った。

ブラジルの6スターで17位、3位と続けて好成績の残してきた大野修聖が、今回のイベントにも出場。日本中のサーファーが彼の活躍に期待し,エールを送った。

ブラジル6スターイベント「スーパーサーフ・インターナショナル」のラウンドオブ96に登場した大野修聖は、3本目にロングフローターでスピードを付け,深いボトムターンから、フィンフリーなリエントリーでフィニッシュし8.00をスコア。バックアップに3.87を揃え2位通過を果たした。

続くラウンドオブ48で大野は、ヒート中盤に鋭いリエントリーで5.40をスコア。続けて5.17でスコアを上げ2位に浮上。しかし、終了間際に3位だったブラジルのアップカマーであるガブリエル・メディーナが7.50をスコアしてトップに躍り出て、大野修聖は3位に転落。そのままヒート終了で悔しい敗退となった。今回の6スターイベントで25位となった大野はASPレイティング・ポイント578と 賞金$1,500を獲得。ASPワールドランキングで127位から125位へアップした。

これまで大野は、2008年10月、ブラジルのサンタカタリーナのイタジャイで開催されたASP6スターイベント「Maresia サーフインターナショナル」でも3位入賞の経験を持っており、2009年4月ポルトガルで開催されていたASP- 6スター「エストリル・クイックシルバープロ」では、ファイナルまで勝ち上がり、日本人初の2位入賞という記録を持っている、言わずと知れた日本人のトップサーファーだ。

この後,大野は、10月19日〜24日のウェイティング・ピリオドでポルトガルのエリセイラで開催さ6スターイベント「クイックシルバープロ・ポルトガル」に参加予定。これには今年のJPSAチャンピオンの大澤伸幸もクレジット。日本の全てのサーファーが君たちの活躍を期待し、応援している。頑張れ日本。


FINAL – SUPERSURF INTERNACIONAL
1 – アリツ・アランブルー(EUK)– 12.34 points – US$ 20.000 and 3.000 points
2 – ウイリアム・カルドゾ(BRA)– 8.66 points – US$ 10.000 and 2.250 points

セミファイナル
SF 1:ウイリアン・カルドゾ(BRA)9.10×6.80ジーン・ダ・シルヴァ(BRA)
SF 2:アリツ・アランブルー(EUK)10.66 x 9.97ルエル・フィリップ(BRA)

クォーター・ファイナル
QF 1:ウイリアン・カルドゾ(BRA)13.16 x 9.83 ユリセス・メイラ(BRA)
QF 2:ジーン・ダ・シルヴァ(BRA)16.83 x 10.33ユリ・ソドレ(BRA)
QF 3:アリツ・アランブルー(EUK)12.20 x 10.70 オドレイ・カウティーノ(BRA)
QF 4:ルエル・フィリップ(BRA)13.33 x 10.50ブランドン・ジャクソン(ZAF)



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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